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Yak-9 (Jak-9;ヤク9;ロシア語: ヤーグ・ヂェーヴャチ) は、第二次世界大戦時にヤコヴレフ設計局が開発したソ連空軍の主力戦闘機のひとつ。戦後、北大西洋条約機構 (NATO) によって付けられたNATOコードネームでは「フランク」 (Frank) と呼ばれた。 東欧を中心に1960年代初頭まで配備されていた。''ヤーグ・ヂェーヴャチ) は、第二次世界大戦時にヤコヴレフ設計局が開発したソ連空軍の主力戦闘機のひとつ。戦後、北大西洋条約機構 (NATO) によって付けられたNATOコードネームでは「フランク」 (Frank) と呼ばれた。 東欧を中心に1960年代初頭まで配備されていた。 == 変遷 == Yak-9は、練習戦闘機から開発されたYak-7DI戦闘機の改良型の中・高高度用戦闘機として開発された。その後、Yak-9はYak-1/7に替わって大量に生産・配備され、大戦初期においてBf 109戦闘機を主力とするドイツ空軍に対し圧倒的に不利であった空軍戦闘機部隊再興の中核となった。 Yak-9シリーズは二次大戦において最も優れたソ連戦闘機のひとつとされ、低・中高度用のYak-3戦闘機とともにソ連のフランス人部隊でも好んで使用されたことが知られている。Yak-9は同じ連合国側の戦闘機スピットファイアやP-51などと比べて遙かに小型であり、日本の零式艦上戦闘機と比べてもさらに一回り小さい機体であったが、強力なエンジンと20 mm機関砲を基本とする強力な武装により、それらにまったく遜色ない働きを見せた。但し、前・中期型は機体の大半が木材や布で構成されていたことから、金属製のほかの機体に比べて機体重量も増しており (一回り大きな零戦より800 kgほど重かった)、エンジン出力の割には最高速は伸びなかった。また、それにより操縦においても独特の扱い難さがあったと言われている。一方、後期型 (実質的には戦後型) であるYak-9Pは機体構造すべてが金属製となり、高出力 (1500馬力) のVK-107Aエンジンを装備してそれまでの機体より高い性能を発揮することができるようになった。 戦後は、Yak-9は後期型のYak-9Pと複座練習戦闘機型のYak-9Vを中心に東欧諸国に大量に配備され、大戦中の活躍と相まって当時ヨーロッパではよく知られた機体であった。一方、朝鮮戦争初期には中期型 (Yak-9Mなど) や後期型 (Yak-9P) が中華人民共和国・朝鮮民主主義人民共和国軍の主力となり、米英機等かつての「友軍機」とも戦った。これらのことから終戦後しばらくの間Yak-9はソ連の戦闘機の代表として捉えられており、朝鮮戦争時も国連軍側ではいわゆる「ミグ」 (MiG-15ジェット戦闘機) の認知まで「ヤク戦闘機」が東側戦闘機の代名詞であった。 その後、Yak-9は東欧を中心に1960年代初頭まで配備されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Yak-9 (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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